湿布を飲み込んでしまったワンちゃんが来院されました。湿布の成分はワンちゃんが食べると毒性があります。内視鏡で摘出を試みたところ、なんとか全部、無事取り出せました。その後も元気にしています。よかったね。
オーバーザトップ変法とラテラル・スーチャーを2重に使用することで、活発な犬種から大型犬まで対応可能です。回復も早く、術後1ヶ月で元通り歩行できるようになりました。よかったね。
ピットブルの女の子でした。体重があり、力のある犬種ですので、しっかりとした手術が必要となります。画像はドロワーテストによるレントゲン検査の様子です。
高所からの落下による前腕骨折の手術でした。7歳のトイプードルちゃんでした。このくらいの年齢ですと、きれいな横・斜骨折ではなく、縦に割れたり、複数の骨片に割れたりすることが多いです。最終的にどうくっついてくれるかをイメージしながら手術します。
嘔吐、食欲不振のワンちゃんが来院されました。レントゲン検査では写りませんでしたが、超音波検査で小腸内に異物を認め、緊急手術となりました。無事摘出、元気に退院しました。摘出したものは主にビニールでした。異物の中にはレントゲンでは写らないものもありますので、腸閉塞の診断には超音波検査を組み合わせることが大切です。
《動画》超音波検査画像
治療をして1ヶ月以上経つが血尿が治らない、とのことで転院されてきました。超音波検査で右側に卵巣嚢腫のような像を認め、子宮内膜も腫れており、膀胱には画像上大きな異常を認めなかったことから、卵巣・子宮摘出手術となりました。術後は翌日から出血量が減少し、1ヶ月で出血もなくなり元気になりました。よかったね。
ハリネズミ目-ハリネズミ科に属する、ネズミよりもモグラに近い動物です。近年、飼育に関する知識が一般に浸透してきたためか、診察する頻度が増えてきています。
手術後のレントゲン画像です。喉側から骨に穴をあけて、とび出してしまった椎間板物質を摘出します。手術後は5日で歩けるようになり、すっかり元気に退院しました。よかったね。
14歳のMダックスちゃんが、体が動かないとの症状で来院されました。診察では自力で体を起き上がらせることができず、かろうじて首から上だけ動くという状態でした。典型的な首の症状のため、頸部のMRI検査を行いました。検査の結果、大きな椎間板ヘルニアが見つかり手術となりました
男の子で体も大きく、腫瘍は深部にあるためアプローチが難しい手術でしたが無事摘出できました。病理組織検査の結果は「髄膜上皮型髄膜腫」でした。術後は歩行できるまでに回復しました。腫瘍の発生部位が頸部なのか胸腰部なのか、硬膜の内外、犬種によって手術難易度が大きく異なります。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。