1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。当院では他院からのご紹介などもあり、この手術はとても多く、特にトイプードルが多いです。今回の子は術前の廃用性筋萎縮が強かったため回復に時間がかかりましたが無事元気に走れるようになりました。良かったね。
子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。
手術の様子です。骨髄移植も併用しました。順調に回復し元気に歩いて退院しました。良かったね。
ダックスちゃん両後肢麻痺グレード5で来院されました。MRI検査で第1腰椎-第2腰椎間椎間板ヘルニア、左側優位な圧迫と診断し即日手術となりました。→<その2>へ続く
手術の様子です。喉側から骨を削るベントラルスロット手術を行い順調に回復し元気に歩いて退院、ご紹介元の先生の所にお返しできました。良かったです。
市内の先生から四肢麻痺グレード3のミックスちゃんの精査希望でご紹介がありました。MRI検査で第3-4頸椎間椎間板ヘルニアと診断し即日手術となりました。→<その2>へ続く
当院ではありがたいことに他院様からの多数のご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)
ダックスちゃん両後肢麻痺グレード4で来院されました。MRI検査で第13胸椎-第1腰椎間椎間板ヘルニア、右側優位な圧迫と診断し即日手術となりました。→<その2>へ続く
トイプードルちゃんが頚部の痛みで来院され、MRI検査を行いました。検査結果から頚部C3-C4やや右側、C4-C5正中に軽度の椎間板ヘルニアを認めました。その後内科治療で痛みもとれて普通の生活が送れています。よかったね。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。