やまと動物病院 > お知らせ

イヌの前十字靭帯断裂の再建手術(整形外科)

2025/1/23(木)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の再建手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

犬の「ひも状」異物による腸閉塞の手術 (消化器外科)

2025/1/21(火)

吐き気が続いて、元気・食欲がないワンちゃんが来院されました。超音波検査で、異物による腸閉塞、特にひも状異物が画像から疑われましたので緊急手術となりました。ひもや布はレントゲンには写りにくいですが、超音波検査で診断できます。無事手術は終了、元気に退院していきました。よかったね。

大腿骨頭の無菌性壊死(レッグ・カルベ・ペルテス病)の手術(整形外科)

2025/1/19(日)

1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。当院では他院からのご紹介などもあり、この手術はとても多く、特にトイプードルが多いです。今回の子も無事元気に走れるようになりました。良かったね。

イヌの膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術(整形外科)

2025/1/17(金)

小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション他)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術方法を適切に組み合わせるのが大切です。今回の子も元気に退院しました。良かったね。

犬の橈尺骨骨折の整復手術(整形外科)

2025/1/15(水)

右前腕の橈尺骨骨折のトイプードルちゃんのご紹介がありました。橈尺骨骨折は動物病院では一番よくある骨折だと思います。骨の太さや厚み、犬種や体重、性格(活動性)に合わせてインプラントの種類を選択します。今回はロッキングプレートであるTAITAN1.7mmプレートに1.5mmスクリューで対応しました。治りも順調で元気に帰りました。よかったね。→奈良の米地先生考案「フロートプレート法」の理論をTAITANで再現しました。

犬の後頭骨形成不全症候群のMRI検査

2025/1/13(月)

ワンちゃんが頸部痛の症状で来院されました。MRI検査では後頭骨の一部が頭側に変位し(後頭骨低形成)小脳の一部が頭蓋外に脱出しているのが確認されました(小脳ヘルニア)。また頚髄から胸髄の広範囲にかけて脊髄中央部にT2高信号域も認められました(脊髄空洞症)。これら一連の後頭骨形成不全症候群が頚部痛の原因となっている可能性が考えられ、内科治療となりました。

イヌの肥満細胞腫の手術(腫瘍外科)

2025/1/11(土)

左後肢の指に腫瘍のできたワンちゃんが来院されました。細胞診検査の結果、悪性の「肥満細胞腫」と診断され、手術となりました。肥満細胞腫などの皮膚悪性腫瘍の手術では腫瘍を残さず取り切るために、周囲と深さを大きく取ります。歩行できるよう患肢を温存するために断指することでサージカルマージンとしました。病理組織検査の結果は「肥満細胞腫(グレードⅡ/低グレード):検索範囲に腫瘍の脈管浸潤像は認めず、サージカルマージンは十分確保されます(15mm)」

犬の肛門周囲腺腫の手術(腫瘍外科)

2025/1/9(木)

主に肛門周囲に硬結したシコリとして発生する良性腫瘍です。尾の根元などにふくらんだ腫瘤として認められることもあります。オスに多くみられ、メスの10倍ほど発生頻度が高いです。そのため雄性ホルモンが関与しているとされ、去勢した犬では本症の発生はほとんどみられません。今回の子は一部出血もあったことから手術となりました。再発を抑えるため同時に去勢手術も行いました。

犬の特発性癲癇(てんかん)発作のMRI検査

2025/1/7(火)

市内の先生からけいれん発作が出るとのことでMRI検査の依頼がありました。検査では脳に構造上の異常を認めず、脳脊髄液検査も問題なく、特発性てんかんとの診断でご紹介もとの病院様での治療となりました。

犬の異物(スポンジ)による腸閉塞の手術 (消化器外科)

2025/1/5(日)

吐き気が続いて、元気・食欲がないワンちゃんが来院されました。超音波検査で異物による小腸閉塞が疑われましたので緊急手術となりました。腸を切開し異物を摘出し、無事手術は終了、元気に退院していきました。よかったね。

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