今日は犬猫以外の「エキゾチック」動物の診察が多かったです。
急性の両後肢麻痺の症状で来院されました。MRI検査の結果、脊髄梗塞、脊髄浮腫などが疑われ治療となりました。
主に肛門周囲に硬結したシコリとして発生する良性腫瘍です。尾の根元などにふくらんだ腫瘤として認められることもあります。オスに多くみられ、メスの10倍ほど発生頻度が高いです。そのため雄性ホルモンが関与しているとされ、去勢した犬では本症の発生はほとんどみられません。今回の子はシコリから出血もあったことから手術となりました。再発を抑えるため同時に去勢手術も行いました。
慢性的に自分の尾を自咬してしまうワンちゃんが来院されました。相談の結果、尾を根本から切ることになりました。
首の椎間板ヘルニアに行う手術をベントラルスロット術といいます。神経を圧迫している椎間板物質を、のど側からアプローチして取り除く手術です。術後無事元気に歩けるようになりました。よかったね。
小型犬の子が四肢不全麻痺と痛みの症状で来院されました。MRI検査にて第2-3頚椎間の椎間板ヘルニアを認め、手術となりました。→その2へ続く
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。今回の子はプロービングの結果、多くの歯が抜歯となりました。
左前腕骨折のトイプードルちゃんです。橈尺骨骨折は動物病院では一番よくある骨折だと思います。ロッキングプレートであるPAXで対応しました。治りも順調で元気に帰りました。よかったね。
けいれん発作が出るワンちゃんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
陰部付近の腫瘍が大きくなって出血しているとのことで来院されました。外科手術で摘出しました。病理組織検査の結果は「線維腫」でした。無事元気に退院しました。よかったね。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。