前房内を浮遊している場合と毛様体に付着している場合がありますがほとんどは良性の経過をたどります。スリットランプ検査で腫瘍ではないことを確認して、続発性の異常がなければ定期的に経過を観察していきます。
ペットとしてのミニブタは臭いや発情時の大変さから不妊手術を行うことがほとんどです。ミニブタにとっても病気の予防、ストレスの軽減といった観点からメリットの大きい手術です。当院では犬猫同様の丁寧な麻酔方法で安全な手術を行っています。今回の子は生後2ヶ月での手術でした。
けいれん発作が出るとのことで来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
ダックスの急性発症、両後肢マヒ、グレード5でした。MRI検査の結果、多発性で主病変は第1-2腰椎間と診断しました。逸脱した椎間板物質の量が少ないこと、発症から当院へ来院までにすでに1週間経過していたことから総合的に検討し内科治療を選択しました。2か月後にはほぼ元通りの歩行となりました。よかったね。
子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回の子は左の卵巣も腫瘍化しており危ない状態でした。腫瘍は顆粒膜細胞腫でした。元気に退院しました、よかったね。
硬いものをかじって折れたり、削れてしまったりして、神経(歯髄)の露出してしまった歯は、昔の獣医療では抜歯するしかありませんでした。しかし現在ではヒトの歯科と同様に保存修復が可能となってきています。当院では9年前からこの治療を行っています。歯が残せる、ということで大変喜ばれています。写真のワンちゃんは硬いものを食べて奥歯が破折したため、歯石除去と同時に手術をご希望されました。
前回のMRIからの手術です。3日目から自立歩行が可能となりました。よかったね。<手術動画>↓
ダックスの両後足麻痺グレード4でした。MRI検査にて第2-3腰椎間、左側圧迫と診断し、手術となりました。
血尿・頻尿の症状で来院されました。レントゲン・エコー検査にて、膀胱内に結石を認め、手術による摘出となりました。分析検査の結果は「シュウ酸カルシウム尿石」でした。無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。
動物病院様からのご紹介で、発作症状の精密検査で来院されました。MRI検査にて『脊髄空洞症』が確認されました。検査結果とともにご紹介病院様へお返しして、そちらで治療の継続となりました。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。